AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

ゴスペル的パンデミックの乗り越え方

 世界的パンデミックとも言える昨今。

どの様に捉えて乗り越えたらいいのか?

これだけの世界恐慌を生きることは今まで私たちには経験のない事ですね。

 

そんな時ゴスペルがどの様に人々の心をポジティブにしていくか?

これは、ゴスペルの一番強い部分なのかもしれません。

そもそも、ゴスペルは、絶望的と言える状況下で生まれた讃美歌でもあり、絶望的に希望を見出すことが出来ない状況を前提としています。

そんな時、アメリカにいた黒人奴隷達はどんな風に感じていたのでしょうか?

私たちは今現実に身動きが取れず、自立して経済を持つことすら危ぶまれています。

今まで何不自由なく、快楽を求めてきた資本主義の先進国なら尚更です。

出口が見えないこの状況に対して、絶望的に感じている人も少なくないはずです。

キリスト信仰者達は、ひたすら状況が良くなることを祈り、陰謀論好きな人たちは、細菌テロリストの犯人探しをし、リアリスト達は疫病の専門家にいつ収束するのか詰め寄り、私たちはこの地球上で、なんてちっぽけな弱い存在なんだと知らされるのです。

 当時の黒人達も、出口が見えない真っ暗闇のトンネルの中で、ひたすら耐えて、針の穴ほどの光を探すべく、毎晩集まっては賛美を続けていました。

近代になっても、毎日フェイスブックページにゴスペルリレーチャレンジを企画したり、ゴスペルミュージシャンや牧師達は次々と動画を上げて、人々の生きる気持ちを前向きにさせています。

 

ここに一つの偉大なブラックスピリチュアルがあります。黒人霊歌ですから誰が作曲し、作詞したかも不明です。

ただ、その歌詞にはシンプルでいて力強いメッセージが込められています。

 

歌詞はこうです。

He's gotta whole world in his hands.

He's gotta whole world in his hands.
He's gotta whole world in his hands.

He's gotta whole world in his hands.

この世界の万物は神様の御手の中にある

Hes gotta you and me brother sister

in his hands

あなたも私も兄弟姉妹よ、私たちも神様の御手の中にある。

He's gotta tiny little baby in his hands 

小さな赤ん坊も神様の御手の中にある

 

本の短いフレーズですが、これは、小さな無力な私たち人間はすでに神様の御手の中にあるのだから、信じていこうという様な歌詞です。

リアリスト達にとっては、そんなバカげた話とか、お花畑に住んでるの?と言われそうです。

しかし、彼らにとって絶対的に守られる、大きな見えない力が必要不可欠でした。

生きることが毎日崖っぷちに立たされる時、初めて人は大きな力にすがりたいと思う様になります。

その精神を彼らは歌詞にして、短いメロディにして、歌い続けました。

スピリチュアルウエポンとも呼ばれる、心を強く持つ事を1人ではなくてみんなで一つになり、続けたのです。

コロナの影響で、教会すら閉鎖されて、皆自宅で家族とゴスペルを賛美している事でしょう。

この状況がいつまで続くのか?

専門家すらわからない状況なのです。

その中で気持ちを強く保つ事以外、または、これから良くなるはずだと信じる事以外、私たちに何ができるのでしょうか?

 

タイリーペリーという俳優がこのHe's gotta whole world in his handsのリレーチャレンジをしています。シンガーが独自に歌詞を変えて、中には、信者も無神論者も神のみ手にあるから案ずるなという風に歌っているシンガーもいました。

こんな時だからこそ、ゴスペルに触れてみてはいかがでしょうか?

見えない力というものを感じるかもしれません。

God bless you!!

#パンデミック#コロナ#乗り越えよう#ゴスペル

#タイリーペリー

https://m.facebook.com/TylerPerry/