先日千葉のとあるホールにて千葉朝鮮学校の子供たち小等部から中等部の子供たちの年に一度の学芸会の発表会を見てきた。
いつもいつも思うことは、「なんて素晴らしい!」ってこと。
冷戦以来、北朝鮮に対する日本でのプロパガンダは酷くて、朝鮮学校の生徒さんたちはいつも好奇の目に晒されて、辛い思いをしてきている。
チマチョゴリが切られた事件を皆さんは覚えているだろうか?
それでも彼らや、見守る家族や教師たちは、その民族の伝統を失わないように祖国の言葉と文化を教育の中で伝えているのだ。
その努力は半端ではない。
マイノリティである上に、差別に晒されているという、2重苦3重苦なのに。
しかも、千葉市の補助金が熊谷氏の時に打ち切られ、学校は更に苦境に立たされている。外国人学校として都合が悪ければすぐに補助を切られる。
でも、考えみてほしい。
戦争により、日本に連れてこられ安い労働力として半奴隷的な扱いを受け、その後朝鮮半島はロシアとアメリカにより分断されたため、帰るに帰れなくなった1世達。
その状況下の中で弾圧を受けながらも、この75年間千葉の朝鮮学校も寄付やバザーの売りあげなどを頼りに踏ん張ってきているのだ。
それでも、民族教育の情熱は素晴らしく、この80年にも及ぶ伝統と教育は確実に実を結んでると言える。2世から3世へと受け継ぐ力は素晴らしい。
子供たちはプロさながらのハキハキとしたセリフ、歌、舞踊、楽器演奏など、とても短期間に練習したと思えない実力。
私たちはテレビでの北朝鮮のネガティブなキャンペーンを見すぎていて、あの伝統舞踊を見るだけで先入観に捕らわれる。
でも、それは明らかに間違いだとわかる。
子供たちの演技や歌を聴いていると、その遺伝子が紡ぐ表現力の豊かさ、美しさ、分断前からの朝鮮半島独自に伝わる伸びやかなメロディとリズムを感じてもらえるはずだ。
多くの偏見から閉ざされた世界にしまっているのが本当に悔やまれる。
民族への愛、伝統を守り抜く強さ、同じアジア人としてうらやましくさえ思う。
あの表現力は学校の中で教師たちによって指導されている。
それ自体も奇跡である。演出から、美術、小道具、衣装も保護者の手作り。
全てがプロの仕事である。
華やかで可愛らしくて、胸がキュンキュンする。
政治的にも社会的にも抑圧を受けながら、負けずに民族のアイデンティティを守り抜こうとする力。
その力が又、あの素晴らしい表現力に繋がっている。
戦後からずっと痛めつけられて、関東大震災の時はいわれのない噂から大虐殺もされ、日本への恨みは消えることはないだろう。
日本政府は今でも認めていない。
今のウクライナとロシアのように。
その大きな悲しみと苦しさと悔しさの中でも、花を咲かせようとするウリハッキョの子供たちに胸を打たれる。
この子たちに何の罪もない。
この光り輝く命。
朝鮮民族の魂が宿っている。
それがまた美しい。
素晴らしい一人一人に偏見と差別のない社会を作らなければならない。
ウリハッキョのみんな、感動をありがとう!!
またみんなとゴスペル歌いたいよ!
愛してるよウリハッキョ!!
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