皆さんは音楽好きですか?
音楽は、色々な場面で私たちを助けてくれますよね?
悲しい時や苦しい時、孤独を感じた時。
誰かとの思い出をそのまま音が伝えてくれたり、匂いまで感じるくらい音って不思議です。
心を通り越して魂の奥深くまで響いてくるもの。
それは、現実にある問題や苦しみから時に解放してくれるものでもあります。
キリスト教は古代から賛美歌を大切にしてきました。歌うことで、オルガンを演奏することで、心の奥深くから湧き上がる神への信仰や、心の中の重荷を下ろす、また癒してきたのです。
アメリカに奴隷として連れてこられた黒人たちも同様に、毎日の労働の辛さ、アフリカへの想い、家族への想い、人間としての尊厳を回復するために歌うこと、つまり賛美することが必要不可欠でした。
白人の主人たちに見つからぬように、森の中でひっそりと集まり、アフリカのバートをふんだんに入れて手拍子したり、ステップを踏んだり、拙い英語で神様への想いを繰り返し繰り返し、賛美し続けました。
魂の奥底から湧き上がるエネルギー。
どんなに辛くても苦しくても、歌うという行為で、また、生きようとするエネルギーをチャージできる。歌うことは生きること。
そして、賛美することが信仰であり、神様とダイレクトに繋がることでした。
その400年にわたる歳月と、信仰の積み重ねがゴスペルのパワーなのです。
その日の苦しみをその日の賛美によって解放する力。その事を彼らは忘れずに今もなお続けています。諦めない、負けない、そして、連帯する。
その事を賛美によって確認し合い、ポジティブなエネルギーに変えていきました。
今の日本で声高に言われる事。
それは、「生きる力」なのです。
私たちが見失った生きる力が、そのまま音になっているのがゴスペルと言えるのではないでしょうか?
信仰のあるなしに関係なく、飛び越えて魂の奥深くに入ってくる火の玉のようなエネルギー。
その一つの音楽でもあり、信仰の形でもあるゴスペルは、私たちアジア系の民族にも普遍的に力を与えるものだと確信しています。
Glory Glory Hallelujah
https://www.youtube.com/playlist?list=RDWpn5zS9nOKM
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