AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

2019-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスとゴスペル

間もなくクリスマスがやってきますね〜。 私にとっては寒いのが苦手でも、このシーズンは特別な気持ちになります。 イエスキリストの誕生日をお祝いするものとされてますが、実は聖書には記載がないんですね。 なので、当時のローマはイエスの誕生日を設定し…

Johnathan Mackleynolds 声の力

ここで一気に現代ゴスペルのスーパースターについて書いてみたい。 何しろ黒人と呼ばれるアフロ系の人種の人たちの声の力は半端じゃない。 アフロアメリカンに関わらず、アフリカンもジャマイカンもアフロキューバンも。 アフリカ人の遺伝子を継ぐ者たちの声…

website

https://doundoun-gospel.com ウェブサイトが新しくなりました! 船橋で開かれているゴスペルイベントや、クラス、ライブのインフォメーションなど、私の最新情報が アップされています! ぜひ一度見てくださいね。

ゴスペルの力とは?

皆さんは音楽好きですか? 音楽は、色々な場面で私たちを助けてくれますよね? 悲しい時や苦しい時、孤独を感じた時。 誰かとの思い出をそのまま音が伝えてくれたり、匂いまで感じるくらい音って不思議です。 心を通り越して魂の奥深くまで響いてくるもの。 …

ストリートや教会から飛び出したゴスペル

久しぶりの投稿です! すみませんでした。 この短期間に大きな台風が二つも上陸したり、落ち着かない日々を過ごされてる方もいると思います。 311以来の大きな範囲での災害であり、台風被災地の方には本当にお見舞いを申し上げます。 さて、そんな中でも、私…

ゴスペルのふるさとアフリカのビート

何度も書いているとあり、ゴスペルは、アメリカに連れてこられたアフリカ人がルーツです。 もし、その歴史の流れをまだ知らないと言う方は、このブログの初めからお読みくださいね。 さて、奴隷貿易により、主に西アフリカから運ばれた大量のアフリカ人の人…

いつからゴスペルと呼ばれるようになったか

ゴスペルという言葉は、いつから使われるようになったのだろう。 一般的には、奴隷解放宣言があり、南北戦争が終わり、まだまだ黒人に対する差別は厳しかったが、各黒人教会では素晴らしい楽曲が生まれたり、作曲家や指揮者、アレンジをするディレクターもレ…

絶望から希望へのスイッチ

ここで、読書には素朴な疑問が湧いてくると思います。 なぜゴスペルは明るい曲調のものが多いの?と。 これは、とっても重要なテーマであり、ゴスペルとはなんぞや?という本質に触れる部分でもある。 彼らはアフリカからいわば拉致されてきた奴隷であった。…

ジャズのふるさとニューオリンズ天国への賛美

綿花農場が広がる南部では、ギターをつまびきながらソロでブルースを歌う黒人も増えて、一つの音楽ジャンルとして確立して行った。 所変わって南端のルイジアナ州ニューオリンズは川沿いの音楽の街。 あの街がどうしてあんなに音楽が豊かなのか? まずデルタ…

ゴスペルとブルース

アメリカに話を戻そう。 アメリカにおける黒人音楽のルーツとして、やはりブラックスピリチュアルと、ブルースの関係を見ておかなくてはならないと思います。 私個人はブルースフリークでもなんでもなくて、ブルースに詳しいわけでもないのです。 ただ、古い…

ゴスペルの音楽的ルーツを探る2

アメリカのみならず西インド諸島や南米に連れていかれたアフリカ系の人たちはもちろん、元アフリカ人なのです。 とは言え、アフリカは大陸名であり、国の名前ではありません。アフリカも広く、ヨーロッパの植民地になる前は4つの王国で統治されていました。…

ゴスペルの音楽的ルーツを探る

ここで、時代を進む前にゴスペルの音楽的な分析も少ししていきたいと思います。 アフリカから連れてこられた黒人たちは、イギリス系のキリスト教文化を吸収しつつも、独自の音楽性を保ち続けました。 その一番の特徴は、リズム、ビートではないかと思われま…

南北戦争前の黒人の生活とスピリチュアル

ゴスペルの歴史はやはり、南北戦争前と後で大きく変わって行くと思います。 戦争前はほぼイギリスの植民地化されていたアメリカ。まだ建国もままならず、南部はイギリスから来た一攫千金を狙う農場主が、いい奴隷を求めて奴隷市場で黒人たちを買い、と普通に…

黒人奴隷はなぜキリスト教を信じたか?

ブラックスピリチュアルを語るときに、外せないテーマがあります。 それが、キリスト教との彼らのつながりです。 私たち一般的に考えたとき、彼らはなぜキリスト教を素直に信じることができたのでしょうか? 毎日白人の主人達に迫害を受け、その主人達に教え…

ブラックスピリチュアル 4 マヘリア・ジャクソン

奴隷時代の1600年代から1800年代後半までのブラックスピリチュアル時代の曲はほぼ作詞も作曲も記録がなく、綿花農場のプランテーション沿いに口承で広まることになる。 それらのスピリチュアルは、各地域や教会で様々なアレンジや、歌詞に書き換えられ変化し…

ブラックスピリチュアル時代3

ここで、私が20年間親しんできた古いゴスペル、つまりはブラックスピリチュアルの音源を楽しんでください。 もちろん当時の歌い方やアレンジがそのまま継承されてるとは思わないが、アフロ系アメリカ人の若い世代もスピリチュアルは、とても大事にしているの…

ブラックスピリチュアル2

ゴスペルと呼ばれるようになってから約120年ほどで、それは、レコード、電気楽器、録音機材、それに伴うエンジニアの登場により、多くの人の手に黒人の賛美歌として伝わるようになりますが、その前の約200年の方が歴史が長く、口から口へ教会から教会へと南…

ブラックスピリチュアル時代まさにゴスペルのルーツ

1700年後半から1800年後半までがまさにゴスペルのルーツ時代と言えます。 そもそもゴスペルという言葉は、南北戦争後に秘密の教会や、路上でその際立つ才能を認められて、レコードに収められて来たミュージシャンや教会の人々、その人たちを音源に収めたプロ…

奴隷時代のワークソングとスピリチュアル

ここで、歴史をざっと見渡したので、実際どのような楽曲が賛美されていたかというのを音源から探ってみたいと思います。 先ずは、労働のための歌、ワークソング。 https://www.youtube.com/watch?v=LOOWcnOrqaA 重々しいビートに力強いボーカルが乗ってます…

ゴスペルはどこから?第五回

さて、ここまで駆け足で開拓時代から南北戦争後までの歴史を見てきましたが、ゴスペルは、どのように生まれ進化してきたか時系列に沿ってお話ししたいと思います。 アフリカきら連れてこられた奴隷達が新大陸に上陸し、それぞれが売られた農場で先ず歌われた…

ゴスペルはどこから?第4回

前回は1800年初頭くらいまでの開墾時代をざっと、巡りました。 1800年からリンカーン大統領の奴隷解放宣言までの約70-80年が奴隷制の全盛期でもあり、イギリスから植民した白人の農場主にとっては、バブル期でも有ります。綿花農場がいよいよ軌道に乗り、母…

宗教とは?そもそもなんだろか?

今回は、ゴスペルの歴史を一度離れて、ゴスペルを支えたキリスト教信仰、つまりイエスキリストの存在がどうであったかを知るために、宗教と言われるものの根本を探りたいと思います。少し長文ですが。 宗教と信仰と土着の神々について。朝起きたら言葉が次々…

ゴスペルはどこから来た?

第3回目は、時代で言えば1700-1800年代のアメリカです。開墾時代はもちろんまだ、国家では無くて、言ってみればリトルイギリスだった時代です。 特に南部はイギリスが多くの農場を持ち、黒人の奴隷たちを運び、売買し、ミシシッピデルタ沿いに南下していた頃…

ゴスペルはどこから来た?part 2

さて、前回はアメリカのアフリカ系アメリカ人つまり、ブラックアメリカンが奴隷として400年以上も前に連れてこられたところまでお話ししました。 その後彼らは、主にイギリスを中心として、フランス、ポルドガル、スペインなどのヨーロッパ諸国の奴隷商人達…

ゴスペルはどこから来た?

ブログの第2回目はゴスペルはどこから来たか? というお話をします。 ものすごくざっくり言うと、ゴスペルは、アメリカで生まれたアフリカ系アメリカ人、つまり黒人の人たちの讃美歌です。 アメリカの歴史はざっと、約400年に遡り、1600年代にスペインの船が…

ブログデビュー !令和元日です! 初めまして!AiLydia(アイリディア)です。 アメリカ生まれのブラックゴスペルをこよなく愛し、生きることはゴスペルであるという座右の銘?を貫いてます。 ゴスペルの歴史は古く、アメリカがまだアメリカではなかった40…