2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ここで、時代を進む前にゴスペルの音楽的な分析も少ししていきたいと思います。 アフリカから連れてこられた黒人たちは、イギリス系のキリスト教文化を吸収しつつも、独自の音楽性を保ち続けました。 その一番の特徴は、リズム、ビートではないかと思われま…
ゴスペルの歴史はやはり、南北戦争前と後で大きく変わって行くと思います。 戦争前はほぼイギリスの植民地化されていたアメリカ。まだ建国もままならず、南部はイギリスから来た一攫千金を狙う農場主が、いい奴隷を求めて奴隷市場で黒人たちを買い、と普通に…
ブラックスピリチュアルを語るときに、外せないテーマがあります。 それが、キリスト教との彼らのつながりです。 私たち一般的に考えたとき、彼らはなぜキリスト教を素直に信じることができたのでしょうか? 毎日白人の主人達に迫害を受け、その主人達に教え…
奴隷時代の1600年代から1800年代後半までのブラックスピリチュアル時代の曲はほぼ作詞も作曲も記録がなく、綿花農場のプランテーション沿いに口承で広まることになる。 それらのスピリチュアルは、各地域や教会で様々なアレンジや、歌詞に書き換えられ変化し…
ここで、私が20年間親しんできた古いゴスペル、つまりはブラックスピリチュアルの音源を楽しんでください。 もちろん当時の歌い方やアレンジがそのまま継承されてるとは思わないが、アフロ系アメリカ人の若い世代もスピリチュアルは、とても大事にしているの…
ゴスペルと呼ばれるようになってから約120年ほどで、それは、レコード、電気楽器、録音機材、それに伴うエンジニアの登場により、多くの人の手に黒人の賛美歌として伝わるようになりますが、その前の約200年の方が歴史が長く、口から口へ教会から教会へと南…
1700年後半から1800年後半までがまさにゴスペルのルーツ時代と言えます。 そもそもゴスペルという言葉は、南北戦争後に秘密の教会や、路上でその際立つ才能を認められて、レコードに収められて来たミュージシャンや教会の人々、その人たちを音源に収めたプロ…