AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

ゴスペルはどこから?第五回

さて、ここまで駆け足で開拓時代から南北戦争後までの歴史を見てきましたが、ゴスペルは、どのように生まれ進化してきたか時系列に沿ってお話ししたいと思います。

アフリカきら連れてこられた奴隷達が新大陸に上陸し、それぞれが売られた農場で先ず歌われたのがワークソングという労働歌でした。

リズムは比較的重苦しい4拍子のものが記録に残されています。これらが当時の17世紀のそのものと同じようなものかは、誰も知る由はありません。

当時はまだ録音装置がなく記録に残すことは誰にもできていないのです。

ただ、歴史家達によれば、歌いながらリズムを揃えて働く姿はさながら労働を楽しんでいるように見えたらしいです。

想像するに、楽しんでいたわけでは無くて、そうでもしないと気が狂いそうな状況だったという事です。時にアフリカの言語や暗号のような言葉を使い、主人達にバレないような歌を歌っていたという歴史的な記録もあります。

労働を軽くするための短い歌を即興で作って、歌うのを得意としていたのです。

その内に白人の主人達のキリスト教の文化により週に1日安息日が設けられ、より奴隷達を従順にさせるためにも、教会に連れて行きました。

そこで初めてアフリカ人達はイエスキリストと出会うのです。英語がわからないなりにも神が偉大でイエスは迫害されたらしいこと、旧約聖書の奇跡の物語などを知ることになります。

彼らはまるで乾いたスポンジが水を吸い込むように聖書の言葉を吸収し、イギリスの賛美歌にも影響を受けつつ、自分たちの独自の賛美歌を生み出していく。毎夜、深夜の森の中で。その奴隷達の礼拝が始まるのです。

 

To be continue