AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

ゴスペルはどこから来た?

第3回目は、時代で言えば1700-1800年代のアメリカです。開墾時代はもちろんまだ、国家では無くて、言ってみればリトルイギリスだった時代です。

特に南部はイギリスが🇬🇧多くの農場を持ち、黒人の奴隷たちを運び、売買し、ミシシッピデルタ沿いに南下していた頃です。インド人だと勘違いしたネイティブアメリカンも追いやられ、もはやイギリスの植民地状態だった訳です。

アフリカ人奴隷の苦難は続き、希望を見出せない日々が続いていました。

労働をしながら彼ら特有の、リズムを使ったワークソングも歌われ、黒人霊歌のルーツにもなっています。ワークソングはそれほど明るいとは言えず、重苦しいビートと、メロディで歌われていますが、元々アフリカ人は音楽が好きでしたし、音楽によりコミュニケーションを取る伝統も持っていました。

音楽により大自然と交信し、なによりも神との一体感を感じていたのです。

故郷のアフリカでは、おそらく、土着の信仰を持っていたと思われますが、アメリカでは、イギリス人たちが教会を建てて礼拝をしていましたから、そこへ、時々連れていかれ牧師の話やイギリスの古い賛美歌を聞くようになりました。

それが彼らに驚くべき変化と覚醒と、生きる知恵を与えることになるのです。

その頃は英語もまだ全ては理解できていなかったと思いますが、牧師が話す聖書の中の物語に胸を打たれたのです。

特に奇跡の物語。モーセの海を割って奴隷たちを解放する話などは、まるで自分達のことのように聞こえたでしょう。

特にイエスキリストが迫害され、十字架にかけられた箇所は、奴隷達の共感を呼び、キリスト教への信仰が強まっていったのです。

 

To be continue