ブログの第2回目はゴスペルはどこから来たか?
というお話をします。
ものすごくざっくり言うと、ゴスペルは、アメリカで生まれたアフリカ系アメリカ人、つまり黒人の人たちの讃美歌です。
アメリカの歴史はざっと、約400年に遡り、1600年代にスペインの船が最初に上陸したと考えられています。その時代はヨーロッパ諸国が様々な国を植民地化しようと世界中に船を出しており、インドを目指していたところ、偶然にもアメリカ大陸にたどり着き、アメリカの先住民をずっとインド人だと勘違いした所から彼らはインディアンと呼ばれる様になりました。
彼らはネイティブアメリカンとして、今も伝統を守り抜いて居ますが、当時は虐待され追いやられ、苦難を余儀なくされた人達です。
あまりに広い大陸を自分たちのものにするには、労働力が必要だと、歴史的にも奴隷制に慣れていた西洋人はアフリカに渡り、多くのアフリカ人を奴隷として運びました。
そのアフリカ人の人たちが、今のアメリカの経済を支え、建国をさせたアフリカ系アメリカ人なのです。
当然、奴隷に志願してくる者はおらず、暴力的に拉致してこられたのが黒人奴隷と呼ばれるアメリカの先祖達なのです。
その様な苛酷で苦難に満ちた運命に翻弄されながら、アフリカ系アメリカ人、その時はまだアフリカ人であった彼らの生活の中から、ゴスペルは生まれたのです。
To be continued