小池百合子の再選に思うこと
-なぜ日本はここまで右傾化したか
うーん、予想通りといえども、本当に残念な都知事選の結果になってしまった。
小池百合子は如何にもアンチ自民党のようなキャンペーンで、出てきて、如何にもリベラルな元アナウンサーの衣を着て、実にキャンペーンが上手い。
でも、都民に寄り添ってるわけじゃない。
横文字の、それらしいことが好きなだけである。クールビズやら、アラートやら。
なによりも右翼思想が強い。
ここが決定的にダメなポイントである。
そういう風に見せないから余計に怖い。
日本会議という、カルトな右翼思想を持った今の日本を仕切る組織の副議長であり、ヘイトスピーチで有名な在特会でも、講演会を行うほどである。
それを支持する日本人は意外と多い。
普通に見えて、右翼思想や差別主義や国粋主義に近い感覚を持っている人たち。
先日もキリスト信仰持ちながら、ヘイトで有名なユーチューバーを追っかけ信じている人の投稿を見かけ、開いた口が塞がらなかった。
そして、日本国内のキリスト教が無意識にも右寄りなのも追加しておく。
どうしてこんなにも右傾化し、洗脳されているんだろう?
天皇制があるからと指摘する人もいる。
それも納得するけど、それだけじゃ無いと思う。
やっぱり顕著なのは、明治維新からだろう。
鎖国して来た小さな島国は、初めて外圧を受けることになる。
免疫がない上に、村社会で、主張よりも同調を好む文化を築いた。
上に、初めて見るような武器を持った、外国人に圧倒された。
殺されるか、従うかの2択。
ペリーは、横浜を諦めて、下田に船を止め、幕府を脅した。
下田の人たちは、怖いけど気さくなアメリカ人たちに心を開いていたという。
自分たちよりも強い人たちについて行こう。と、思ったのかどうか。
そして、開国、本格的にアメリカの支配を受けるようになり、日本も帝国主義を構築する。
虎の皮を着たウサギなのに。。。
アジアを支配するようになり、支配者のメンタリティになっていく。
そしてアメリカを敵に回し、ハナから負け戦なのに、戦争して、原爆を2発も落とされる。大量虐殺。ジェノサイド、テロリズム。
恐怖とショックと、そのあとの敗戦で口もきけなくなったのかもしれない。
同調には慣れてる日本人は瞬間的に、アメリカの一部となり、依存関係に陥る。
それが命を守る唯一の方法だと、思い込んだのかもしれない。
GHQの教育も日本人の魂を抜き取り、日本人は精神的な奴隷に自らなって行った。外圧を受けたことない弱さが、その1番の原因なのかもしれない。
天皇制を日本の残り香として、信仰し、心の奥深くから、右傾化して行ったのだろう。
これは、代々受け継がれているから尚更に恐ろしい。
何処かで、舵を切り直さなければならないと思う。
そうでなければ、また、日本は弱体化してるアメリカにくっついて、自立できない。共に沈没するだけ。
主張しないことが1番の生き方。
生き延びる方法だと、思い込んでいる。
これは、もしかしたら昭和病なのかもしれない。
昭和に生きた人達が、選んだ道なのかもしれない。
どう変えられるんだろう。
昭和の時代に生きた人たちの潜在意識に刻まれた、右翼思想。
それが、その人たちを支えてる。
ベーシックインカムなんかよりも深く。
なんてことだ。
今のアメリカと同じ。
トランプも未だ半数近い支持率を誇る。
強いものに巻かれたい、巻かれていれば安心。生き延びられるという幻想が人々を支えてる。
そういう人間の弱さが、際だった今回の都知事選だった。
平成生まれに期待したい。
私たち大人が後押ししなければ。
昭和とは違うアプローチを、彼らは持ってるから。
#東京都知事選
#右傾化日本