AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

日本におけるブラックライブスマター再考-日本に黒人の差別はある?ない?

 

4連休前なので、夜更かししてアフリカンドクターという映画を観た。

コンゴからフランスの片田舎に移り住み、差別を受けながらも努力して努力して、その町医者として貢献した医師家族の実話。

ヨーロッパでは、どんなに田舎でも黒人差別はある。
この映画が描いている。

日本でも同じ。
親しいアフリカンの色々な話を聞いても、電車内で座ると隣の人が席を立つという経験はザラにある。
だから、電車の中では日本語学習のテキストを読むようにしてるって話してくれた友人もいる。

肌の黒い外国人と接触が少ないせいもあると思うけど、もし、白人の人なら席を立たないだろうなと想像できる。
ウエンツとかホランちゃんとか、厚切りジェームスとか、パックンとか、馴染みが深いから。親しみが持てるのかもしれないね。

今回のジョージフロイドの件で、宇多田ヒカルが、安易にも日本には差別がないからわからないだろうけど、って、ツイートして炎上しかけたけど。。。
いやいや、めちゃくちゃありますよ。

その中で、彼らが誤解されないようにとか、嫌がられないようにとても努力して、笑顔で気を使う場面は多い。
肌が黒いだけで、すぐに暴力や犯罪と結びつける日本人はまだまだ多いという事。
胸に手を当てて思い出してくださいな。

しかし、アフリカ系の人たちに関して言えば、世界中どこに行っても、そういう差別が付き纏う事になるというのも現実。
それだけ世界中が西洋優生思想を持っているから。

この話の中では、ほかの外国人やミックスの子供たちの差別と一旦切り離して考えたい。

彼らが世界の中で権利や、ポジションを獲得するのにどれだけの努力が必要か、知っている人たちは少ないと思う。
肌の色だけで、スタート地点が後ろになってしまうから、その分は個人個人の努力で補うしかないのだ。
だから、本当に本当に努力してると思う。そういう場面はたくさん見てきた。
それでも、報われない時の方が多いかもしれない。

少なくとも私が接してきた、国内外のアフリカ系の友人達や、旅先の友達は、みんな情に厚くて親切だった。
賢くて、ずっと話してられる友達も多い。もちろんエリート達も。
時間や約束を忘れることもあったけど、まあそれはご愛嬌というか、わざとじゃないから。笑笑
一部の人だしね。

だから、彼らから日本での差別の話を聞くと本当に残念で悲しい。
特定の人種は、優れていて、ほかの人種は劣るという考えが醜いと思う。

彼らがもたらした無形有形の財産に、私たちはどれだけの恩恵を受けているんだろう?って。

私たち日本人はこの国でマジョリティで、ついマイノリティのことを忘れる。
すごく鈍感になる。
それが怖い事だ。

白人系は優れていて、肌の色が濃い人たちは劣るという、マインドセットは、一体いつになったら終わるんだろう?
ペリー来航前からずっとあったのか?
いつからその思想が根付いたんだろう。

そういう日本人の思い込みが、また新たな差別を生む、実際生んでいるということを忘れてはならない。
彼らの見えない努力が、いずれ自然体でもいられるようになるまで、まだまだ時間がかかるだろう。

そんなことを思い出させる映画だった。
Netflix で観られますのでぜひ!

https://youtu.be/f0LACwecLPM

#theafricandoctor
#blm