AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

子どもたちとゴスペル

今回は少し概論から外れて、自分の身近な子どもたち、特に公立の学校に通う子どもたちにとって、ゴスペルがどのような作用を起こすかについて考えてみたいと思います。

 

私は12年間講師として公立の小中学校で、音楽や算数、時には日本語教師として勤務してきました。

今もある千葉県内の小学生に算数を教えています。

その傍ら、ゴスペルの指導をしたり演奏をしたりして来ました。

 

もちろん授業で、ゴスペルの事を教えてもきたし、校内音楽会で発表したり、該当じゃない学年にもリクエストが有れば極力その歴史から、ゴスペルの力や魅力、そして自由に歌う事を教える機会に恵まれました。

子どもたちは常に生き生きとゴスペルを歌い、初めて出会う黒人の音楽について、とても新鮮に感じてリズムを身体中に感じながら、手拍子を打ってステップを踏んで、前奏が鳴ればもう笑顔で、楽しさを表します。

シャイな中学生だって同じ。

うつむきながらも、終わった後はなんの音源か、曲について質問攻め。

年度末には、本当に楽しかったと感想を言ってくれる。すごく嬉しい。

 

先日とある5年生120人とゴスペルを3日連続授業という企画が突然持ち上がり、1日目は歴史について、アメリカの奴隷制度から発祥した事、2日目は2曲歌い、コンガやボンゴなどの打楽器も入れて軽くセッション。3日目はゲストを呼んで、アフリカの話や音楽の話そして、ゴスペルコンサートに挑戦しました。

大した練習もせずに、すぐにセッション出来るのがゴスペルの魅力です。

短い歌詞で、短いメロディ、みんなで一つになる瞬間、奴隷たちは分かち合うと言う知恵をその中に見出したのです。

そのことは常に普遍的な力に満ちています。

それを助けるのがアフリカのビート。

ゲストの1人がコンゴから来日しているパーカションプレイヤー。素晴らしいビートで子どもたちを助ける。もう1人はガーナからの留学生。

素晴らしい歌唱力で、子どもたちを巻き込んでいく。さながら屋外ライブイベントのようでした。

物凄い高揚感の後に、一体感を味わい、悲しみを喜びに変えた子どもたちは、キラキラしていました。

その醍醐味を味わい、たくさんの素晴らしい感想を書いてくれました。

1人の男の子は、こう綴ってくれました。

「みんなで乗り切ればどんなに悲しいことも乗り越えられると知りました。」と。

それがゴスペル。

今の日本に必要な音楽なのでは?と思いませんか?

 

ハレルヤ❣️神様の奇跡はきっと起きます。

 

#一体感#悲しみから喜びへ#アフロビート#ゴスペルの力