このアメリカ大統領選の2週間前に、Netflixを検索してたら出てきたドラマ。
邦題は[ 宿命の大統領 ]
まさにドンピシャな内容すぎて驚く。
さすがネットフリックスとしか言いようがないのだが。見事に今回の選挙の預言的な内容。
プラス、バイオテロの脅威。
まるでコロナの預言的な内容。
ドラマの中ではロシアの陰謀って事になってる。
バイオテロの指摘は多くの映画や陰謀論で語られてはあるけど、大統領選の最中起こるという設定がまた、偶然なのか、それとも、十分予測できた事なのか?
ドラマの進行は、意図せずに大規模なテロ行為により大統領関係者がみんな死んでしまい、継承順位下位の長官である、カークマンが突然大統領に任命されてしまう。
ここはあり得ない設定だとしても、ど素人のカークマンが大国アメリカの問題に直面しながら、ついに他国の攻撃や戦争にも前向きになっていく様や、政治家としてタフになっていく様はかなり、面白い。
役者達も長台詞に加えて、専門用語だらけのシナリオをすらすらと言えるところはさすがプロ!
感心しきり。(笑)
で、このドラマが言いたいところは、二大政党制の危険性と、冷戦の続きがまだまだアメリカや、アジア、中東を巻き込み続いているのだということ。
中国よりもむしろロシアへの脅威を強調してる。
カークマンは候補者でもなんでも無い凡庸な住宅整備部門の長官。だから、無所属なのである。
共和党や民主党の議会の圧力に悩まされながらも、自分なりの正義や国民への正直さを貫いていく。
そこについていく若い世代の補佐官やブレーン達。
民主的なリーダーを、アメリカが求めて、ある程度理想として描いているように感じる。
ある場面ではオバマなように、ある場面では、バイデンの過去の出来事も示唆するような、それでいて、二大政党制への批判も言えるリーダー。
今のアメリカにもどこの先進国にもいない。
凡庸ながらも、中道の良さを発揮しながら国民の信頼を得ていく。
そこに巻きついてくるのが、メディア。
これは、本当に辛い。
当事者でなければわからない苦しみがあるだろうと感じさせる。
トランプですら、有る事無い事言われ続けただろうと。メディアですら、右と左に分断されているのだから。真実よりも、国民感情を操作する事にエネルギーを注ぐプレス記者たち。
実際これなんだろうなあと、思わされる。
正義ってなんなの?と。
そして、第二の主役FBIの孤高の捜査官。
ハンナ。テロで恋人を失い、失意の中、その陰謀を暴くために単独行動に出る。
巻き込まれていく、上司や同僚。
あまりの単独行動に無謀な捜査、冷たい表情の中に愛するものへの想い、情熱が込められている。
ハンナ役のマギーは、ベトナム系アメリカンで、まあ美人❣️このドラマでかなりファンが増えたのでは?と思われるほど魅力的。
ワイルドさは欠けるけど、クールで孤独な女性を好演している。
このドラマの二本柱は、ホワイトハウス内の一人一人の奮闘と次々に起こる世界の陰謀。
そして、FBIの過酷な捜査と、陰謀への挑戦。
脇役として光るのはFBIのテクノロジー部門のチャック。あらゆるハッカーさえも突き止める、情報のプロ。まあ、現実はここまでサクサク行かないだろうけど、かなりリアルに感じた。
ハンナに巻き込まれながら唯一殺されないブレーンの一人。
私的にはかなりお気に入りのキャラでした。
このドラマを見ながら、毎日大統領選の大接戦もリアルに感じて、まるでシンクロするかのようなスリルを味わえた2週間でした!
今観ても十分楽しめます❣️
バイデンの交戦の陰にもしや、陰謀が?
と、思わせてしまう最後のシーンでした
是非!
#大統領選
#ネットフリックス
#宿命の大統領