AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

ドキュメンタリーに触れてPart2-ドキュメメント2021’

イベント2日目の日は、午後3時から、私も現地でいろいろなドキュメンタリーの動画と登壇を見させてもらった。

 

今回の1日目の登壇にもあったのだが、今の1番大きな世界的問題は民主化運動なだろう。

軍の独裁的な政権を変えようと民主化運動が起きる。

それを阻止したい権力者たち。絶え間ない紛争と殺戮。

溢れる難民と移民問題

特に1990年代からインターネットを通して、グローバル化が進み、独裁政権下でも民主的な世界を垣間見るようになった。

それに加えて、アメリカとロシアの冷戦という大きな対立軸が出来てから、世界中がこのどっちにつくか?戦争に巻き込まれていると思う。

 

香港の民主化運動

アフガニスタン民主化運動

ミャンマー民主化運動

クルド人への弾圧

アフリカ各国での内紛

 

今回の2日間だけでもこれだけの人権問題がテーマに挙げられ、

いかにこういう問題が可視化されたかということでもあると思う。

家族と縁を切ってでも(というよりも戻れない)民主化運動に参加、日本で主導していくと決めた若き香港人のウイリアム

タリバンが政権を奪取し、女性の自由が奪われる中、サッカー選手を夢見て日本人ディレクターの助けを借りながら、カナダへの亡命をまもなく成功させるアフガニスタン人の女性。

難民政策では圧倒的にドイツとカナダが受け入れをしていて、批判も受けながら亡命先としては2大国家となっている。

移民の国アメリカではもう移民を受け入れられない状況になっているというのに、カナダの国内ではどのように彼らを受け入れて、制度的にどのようにしているのだろうか。

いつもそのことは知りたいことの一つである。

日本は1年でたった数十人だというのに。。。(これは少なすぎないか?)

個人的には難民申請を希望しているカメルーン人のサポートをしていたこともあり、

そのことをとても思い出された。

とてつもない証拠が必要だったし、本人が納税を怠ったことで、申請は非常に難航していたし、法の前に何もなすつぶてが無かった。

とても親切な司法書士さんと何度もやり取りしたのももう何年前だろう。

彼が「入管に収容されたら、食べ物を差し入れしてくれるか?」と聞かれたのを最後に音信は切れた。

その後どうしているんだろう。。。

 

結局、難民問題も全ては90年代の冷戦に遡ることになる。

冷戦が激化したために、世界の構図が2極化してあらゆる途上国と言われる国が分断されたし、アジアも完全にアメリカ側とロシア側に分断された。

その傷跡はまだまだ深い。。。

国連は一体なにをしているのか。といつも思う。

国連はイギリスとアメリカ主導であり、どちらかというと、というか、中立でも何でもない。完全にあちら側。

アフリカの難民キャンプを取材しているカナダ人のジャーナリストは、「難民たちは国連を全く信頼していない。私ですら拒絶されることもある。欧米人だから」

これはルワンダコンゴのレポートで、国連にも多くの欧米の工作員が入り込んでいて、その国の都合のいいようにしかなっていない。と。

 

まるで出口のない迷路のようだ。

 

今も冷戦は続く。

今はアメリカ対中国、ロシアというどっちも譲らないし、譲れない、この果てしない世界戦争に今だ世界中が巻き込まれている。

アメリカを主導してきたイギリスにも大きな責任があるだろう。

その中で日本は主体性を失い、ひたすらアメリカの後を追っている。

バイデン政権も議会の顔色を伺わなければ、大統領としての権威を失うから必死である。お尻を叩かれてなんとかやっているようにしか見えない。

今戦っても、どちらも国力を失うだろう。

世界はもう戦いに疲れ切ってるのだから。

 

私がこのような世界の問題に目を向けるようになったのも、次女が生まれたとき。

平成6年頃である。

小さなNGOを手伝いながら色々勉強したけれど、その時に出した結論は今も変わっていない。

募金や、物資の支援もいいけれど(もちろん時と場合によっては必要)、まず「友達になろう。」ってこと。

どのディレクターか忘れたけど、今日彼らと友達になってください。って。

そこだよね。

友達のことは知りたくなるし、ひと事じゃなくなるから。

話してみて直接分かることが沢山ある。

彼の言い分も気持ちも。

そして途上国の問題も見えてくる。

 

まずは友達になって、そこから世界の対立軸となぜ、貧困と富がここまで分かれてしまったのか。今一度考えるときに来た。

昔は「開発教育」と呼ばれていたものが、今は「SDG's」と名前を変えて学校教育に降りてきた。冷戦から30年以上。

今からでも遅くない。遅いということはない。

 

こうやって、若い世代のディレクターが何年もかけて取材して、汗水流して、彼らと向き合っているのだから。

どうかこの輪が広がりますように。

祈らずにはいられない。

 

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