先日ある場所で、元統一教会の信徒であり、その2世として育ち両親も合同結婚式で結婚し、自分自身も教団の決めた相手と強制的に結婚させられた女性と話すことが出来た。メディアでは散々取り上げられいたけれど、実際その体験を持ったご本人の話を聞くのは初めてで、とにかく驚きの連続。
それでも、相当な苦しみを乗り越えて4人のお子さんを育てながら、本当のキリスト信仰の道に入った彼女の逞しさ、強さにも圧倒された。
間違いなく、カルトは大きな罪である。
人格を空洞化させマインドコントロールする。
目的は何か?
支配欲と金、権力だろう。明らかに。
彼女は夫の家族のカルト信仰と支配欲が強まるのを見て、これは逃げるしかないと決意。子どもたちを連れて着の身着のまま家を出て、家裁で離婚調停した後に正式に離婚し元夫の様々なハラスメント行為から逃れることが出来たという。
この経緯は話に聞けばたった1時間だけど、想像しただけでどれだけ困難な道を通られてきたか。。。
その時の彼女の気持ちとして、やはり支えになる信仰が欲しいと思い、神道から仏教からありとあらゆる宗教巡りをしたという。
その結果たどり着いたのが、「イエスキリストは最強」という結論だったという。
これも興味深い。
自分の中にある根強いカルト信仰とトラウマを乗り越えるのには、最終的に「イエス」しかいないという結論に達したというのだ。
カルトから逃げ出した人の受け皿が少ないのが日本の現状なのかもしれない。
面白い事に、時々不安と恐怖に襲われた時にカルト時代の信仰で乗り切れた時もあるという。
何かを信じることで人生を送ってきた人にとっては、それも一つの生きる知恵でもあり、また幻想でもあるのだ。
カルトの家族はまず自分というアイデンティティを全否定し、空洞化して教祖の教えのみを叩きこむ。
自分の性格的なもの、個性、民族的なアイデンティティ全てを否定していくわけだから恐ろしい。生きているようで生きていない状態。
霊的にはずっと空っぽで、教祖のマニュアルが仮想的な人格を形作る。
霊的に空っぽだと、悪霊も自由に出入りできる。
その恐怖、不安さえもカルトのマニュアルで幻想を持たせ、教会員の人格をコントロールしていく。カルトとは非常に人間の弱みを逆手に取る技を知っているのだ。
一番の問題は人格の空洞化。
本来のキリスト信仰はそういうものではない。
きちんと、自分の人格的なアイデンティティを持ちながら、イエスと繋がり人生を前進させる健康的な信仰である。
霊的に成長することを目的としていて、自分の罪深さを知り、悔い改めて、許され、遜って生きていく知恵を与えられる。
神に感謝することで、毎日が新しくされる。
命を新しくされる。
苦しいときは祈ることを知り、仲間と励まし合うことが出来る。
聖書の言葉から大きな祝福を受け取ることが出来る。
きちんと自分の人格を持ち、むしろその人格を成長させるために信仰があると言ってよい。
沢山の讃美歌にも癒される。
牧師のメッセージにも励まされる。
自分を空洞化させるのではなくて、むしろ神様の恵みや祝福や愛で満たしていくプロセスが本来の信仰なのだ。
彼女はカルトの一家で育ち、途中までカルト信仰を持ち、しかし、何かが違う。違和感を感じた。これは両親の遺伝子とは全く関係なく、神様が彼女のまっすぐな心を見逃さずに、気づきを与えたと言って良い。
神様の救済である。
その後さまざまな宗教を渡り歩いて、キリスト教に出会い(カルトではない)アフリカ系のカリスマ派の礼拝を体験して、解放の体験もし、今も求道者として必死に生きている。沢山の魔女たちにも会ったそうで、その話はまた次回。(笑)
山り谷あり崖あり、溺れかけてもカルトのサバイバーとして生き延びて4人の子どもたちと頑張っている。
これから神さまは今までの苦労を7倍の祝福にして彼女に返してくださるはずだ。
そのサバサバした口調と明るいチャーミングな笑顔がとても魅力的な人。
これからは光しかない。
カルトで失った、一度死んだと思えることが全て復活して喜びとなり彼女に戻ってくることを心から祈りたい。
カルトのサバイバーの皆さん。
勇気をもって逃げ出してください。
苦しいのなら何かがおかしいと気づいて。
本来の聖書。本来のイエスキリストは苦しみは与えない。
不安や恐怖を煽らない。
むしろ闇の中の光としてあなたを照らすはずです。
そのことに気づけたなら、新しいあなたの命が与えられます。
どうか希望を捨てないでください。
イエスは誰一人見放さない。一人一人を愛してます。
ハレルヤ!
#統一教会
#カルト2世
#イエスの救済
#正しい信仰へ
#カルトサバイバー
#新しい命
#新しい自分
#イエスの愛
#光の道
#希望
#カルトを打ち砕く