AiLydia’s diary

ゴスペルに関すること全てを書いていきます!歴史、背景、歌詞や曲の解説、おススメゴスペルアーティストなどなど!ゴスペルをメインに私の人生や想い、音楽や信仰に対する情熱を日々の出来事から綴っていきたいと思います。

いつからゴスペルと呼ばれるようになったか

ゴスペルという言葉は、いつから使われるようになったのだろう。

一般的には、奴隷解放宣言があり、南北戦争が終わり、まだまだ黒人に対する差別は厳しかったが、各黒人教会では素晴らしい楽曲が生まれたり、作曲家や指揮者、アレンジをするディレクターもレコードの発明とともに名を残すようになっていった。

既に黒人的な賛美歌や黒人霊歌と呼ばれる曲は無数にあったが、ゴスペルの父と呼ばれるトーマス•Aドーシーという人が、この言葉を残したと言われている。

Gospel=God Spel つまり、神様からの良い知らせ、福音という意味である。

ドーシーが我が子を亡くした時に聖書の言葉と、その悲しみを賛美歌に変えて乗り越えようとした事から、この造語が生まれたと言われている。

特にアメリカでは、黒人の歌う賛美歌をゴスペルと呼び、それ以外の賛美歌はヒムやプライズソングなど使い分けて呼ぶ。

日本では少しノリの良いポップな賛美歌は一通りゴスペルと呼んでいる。

しかし、ルーツを辿れば黒人霊歌から始まるアフリカンアメリカンの独創的な賛美歌の事をゴスペルと呼ぶのが意味として正しいだろう。

1800年後半にドイツ人の音楽家がプロデュースし、ヨーロッパツアーを行ったフィスクジュビリーシンガーズは、地声唱法でヨーロッパ形式のハーモニーでヒムを歌いかなり評判になったが、黒人の教会で歌い継がれてきた音楽形式とは違っていたため、ゴスペルとは言い難いかもしれない。

やはり、マヘリアジャクソン、キャラバンズ、ブランインドボーイズなど様々な形のシンガーが生まれてきた1940年あたり以降の黒人の賛美歌がおそらくゴスペルと呼ばれる初期の時代ではないだろうか。

ここからは、ブルース、ジャズ、リズム&ブルース、ロック、ソウルなどの音楽とともに、ゴスペルも一気にスターを輩出する時代になる。

 

Caravans 

https://youtu.be/UgjGy4-mbxA

 

Blind boys

https://youtu.be/baje6r60do4

 

Maheria Jacson

https://youtu.be/as1rsZenwNc

 

To be continue