AiLydia’s diary

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奴隷制時代、悪用された聖書その1

奴隷制における聖書の乱用
-パウロにより書かれたエペソ人への手紙第6章より

聖書に親しみのない人にとっては、パウロって誰やん?て話ですが、イエスがこの世から天国に行った後に、本格的にキリストの精神を伝道した人です。
今のプロテスタントの基礎を築いたと言っても過言じゃなくて、パウロ無しに聖書は特に新約聖書はありえなかった訳ですが、投獄されて、自分に良くしてくれたさまざまな人達に手紙を書いてます。
その中の一つ、エペソ人への手紙の中に家族や妻や夫への愛の大切さを書いてあるその延長に、奴隷と主人へのメッセージも書かれてます。
当時のローマやもっと昔のエジプトの時代から奴隷制度はあった訳ですが、この頃の奴隷達は、北アメリカの特に南部の奴隷制度とは異なり、階級の中の低い人達で、少し自由もあったり、努力次第では上の階級に行けたりもしてたそうです。
でも、この章が、奴隷制を肯定しているかのように、北アメリカの奴隷のマスター達にどれだけ悪用されたかという事が、イエスにとってもパウロにとっても無念だったと思いますね。
早稲田の学生と順子先生と聖書がどれだけ歪曲されたかを話していて、本当にここを読むのは辛いです。
でも原理主義者であれば、書いてあることは絶対とし、奴隷は主人に従うべきだと今でも思うクリスチャンもいるかもしれない。それが恐ろしいことだと感じます。
当時のローマ社会と現代を一致させて聖書を読まないように気をつけなければと、改めて思います。

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エペソ人への手紙 6章

1子どもは両親に従いなさい。神は、親が子どもを監督する権威を認めておられるのです。従うのは正しいことです。 2「あなたの父と母とを敬え。」これは、「十戒」の中で対人関係について言われた第一の戒めで、その後に約束があります。 3つまり、「父母を敬うなら、あなたは幸せになり、長生きする」(出エジプト20・12)という約束です。 4両親にもひとこと言っておきます。子どもを、いつもうるさくしかりつけて反抗心を起こさせたり、恨みをいだかせたりしてはいけません。かえって、主がお認めになる教育と、愛のこもった助言や忠告によって育てなさい。
5奴隷は主人に従い、最善を尽くしなさい。キリストに仕えるのと同じようにしなさい。 6-7主人の目の前でだけ一生懸命に働き、陰では怠けるようではいけません。神が望まれることを、心を尽くして行い、キリストのために働くように、いつも熱心に喜んで働きなさい。 8あなたがたが奴隷であろうと自由人であろうと、良い行いには、一つ一つ主が報いてくださることを忘れないように。 9主人も、いま私が奴隷たちに勧めたのと同じ態度で、奴隷を正しく扱いなさい。脅すばかりではいけません。自分もキリストの奴隷であることを忘れないように。あなたがたの主も、奴隷の主も同じお方なのです。主は人を差別したりはなさいません。

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