驚いたことに、1993年に爆発的にヒットしたゴスペルを題材にした「天使にラブソングを」がなんと、日本で劇場公開されている。
約30年の時を超えて今なぜ劇場公開なのか?
日本におけるゴスペルブーム、いや、世界中でブラックゴスペルがブームになったのは、この映画無くしては語れない。
シリーズの1は、ショービジネスの世界で歌手として稼いでいたデロリス(ウーピー・ゴールドパーク)が、ひょんなことからある修道院に紛れ込み、シスター達に流行りのブラックミュージックさながらのゴスペルを仕込むことになる。教会には人が集まっておらず、存続が危ぶまれていたが、デロリスにより魂が吹き込まれ礼拝にもシスター達のゴスペルが聴かれるようになり、教会は復活するというシンプルなストーリー。
サウンドオブミュージックのゴスペル版のようなテンポ感と、なんと言っても音楽的なプロデュースが素晴らしい!
このブーム後に、あらゆる学校でもこの中の挿入歌が合唱コンクールなどで歌われた。
うちの長女の高校の文化祭でも、歌ってたなあ。
屋上でリハした時、少し指導に行ったのが懐かしい。そして、2では、荒れた高校生達をまたまたシスタークラレンス(偽名)がゴスペルにより、立ち直らせるというシンプルなサクセスストーリー。これは、私も授業で、おそらく50回以上生徒達と鑑賞したけれど、毎回毎回新鮮で、全ての子供達が夢中になった。
監督はニューヨーク出身のエミールアルドリーノ。イタリア系移民のアメリカ人である。音楽プロデューサーは、多くの映画音楽を手がけたマーク・シャイマン。
いやあ、ただただあっぱれ❣️
ゴスペルをここまでエンターテイメントに仕上げるアメリカ人の底力というか、エンターテイメントにかけるこだわりというか。
どこから切ってもそつがなく、楽しい。
それでいて、ゴスペルの魅力をたっぷり伝えている。アレンジの巧みさ、ノリの良さ、ウーピーもハマり役で素晴らしいし。
この映画によってどれだけの日本人がゴスペルを学び始めたのだろうか?
そう考えるだけでも凄い。
アメリカではもちろん長い歴史を経て、ゴスペルは受け継がれていたわけだが、ここまで大衆の、そして、国境を超えてゴスペルという四文字を伝えたのはおそらくこの映画だけであろう。
デロリスが、ショービジネスのシンガーという設定も、クリスチャンという枠を超えて、みんなが気軽にその精神に触れられて、すごくフレンドリーに感じるのが良い。
聖書にもあるように、人間は本来罪深く、罪のないものなど居ないのだ。
だから、主人公が俗的な世界で働き、それでいて愛情に満ちて人を助けていくいわゆる「いい奴」だから、説得力を持つ。
30年ぶりの公開で、ゴスペルブーム再燃なるか?
日本の若い世代に、もっと広がってほしい。
映画で興味が湧いたら?
是非私の本でまずはウォーミングアップしてくださいませ❣️笑笑
皆さんに沢山のグッドニュースが舞い降りるように❣️ハレルヤ!
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